北摂ロマネスク

エイト、音楽、こっそり日常。

とあるeighterの「初めての推しの卒コン」

全く体内の水分が抜けきった朝、いかがお過ごしですか。おはようございます。昨日の夕方から泣き続けて一夜明け、流れてくる数々のブログやスポ紙、ワイドショー、中継映像に武道館のあらゆるシーンがリフレインしています。今日は午後から仕事です。控えめに言って無理。

 

というわけで、生まれて初めて好きになったアイドルの女の子の卒業コンサートに行ってきました。追加席を当ててくれた友達には本当に頭が上がりません。ありがとうございます。見切れ席とはいえ限りなく近い前列、ほぼ真横やや後ろ気味の、ステージ捌け口がとっても良く見える素敵なお席でした。武道館でこんな席に入ることも滅多にないと思うので、素直に物凄く貴重な体験でした。

 

まあそんなわけで当選の連絡をもらってから、最後だし自分はジャニオタだし(笑)、うちわでも作ろうと軽率に思い立ったのが11月はじめ。無理でした。更に正直なことを言うと、前日まで無理でした。何を書いても私の伝えたいことではない気がしたし、何よりスマホのメモ帳にセンテンスを打つだけで涙が止まらなくて、一向に進みませんでした。

卒業おめでとう?今までありがとう?これからも応援してる?大好きだよ?なんかちがう。ちがうちがう。そして感極まって泣くの繰り返し。

石田推しの友達が2連を買って出てくれて、だったら10期で作ろうと方針を変えてからやっと気持ちが楽になりました。こんなとこでも同期ってすごいな。ファンの心持ちも頼らせてくれるんだ。

 

当日

物販列なんだあれ。すごい、なんかもう絶望でしたね。午後からの遠征組は確実に無理ゲー。卒業特需ってホント意味わかってる??人と物を用意してテントを増設すんだよ!!売るってそういうことだろ!!!ばっかやろうこっちは買いたいんだよ!!!タダでくれって言ってるんじゃない、等価で譲ってくれってだけだよ!!!

私ほんと、入りたい人が入れない現場も買いたい人が買えない物販も大っ嫌いです。人も席も物も余らせろと。余らせるくらいでいいんだよ、それが「充分な準備」だよ。いやもうほんっとに無理でした。いいから早くジャニーズの物販業者と代われよ!!って思いながら、それでも気持ちにケリをつけ納得して入場。

 

始まってしまった、と思った。始まったら終わってしまうとも思った。ずっと現実味は湧かなくて、それでも折々でボロボロ涙は出てくるし、ずっと接着が甘くて剥がれてくるうちわを必死でおさえながら、14人の最後のパフォーマンスを、今日卒業してしまう彼女を見続けた。裏にも上にも隙あらばたくさん寄ってきて手を振って笑顔を向けてくれて、そういうとこだよね、そういう所が本当に好きだと思った。

回替わりのセットリスト、中盤彼女がひとりだけぱっとこちら側に捌けてきて、柵の向こうで衣装替えをし始めて、それがすごくすごく見たことあるやつで、ああああミスムン~~~!!!!!!!さいっこう。さいっこうでした。

(あとミスムンはえりぽんの男装がめちゃめちゃ好きなんですけど今回もかっこよさが爆上がりしてて完全に惚れた)

 

メDoレー

10月に大阪で見た時も思ったけど、本当に推しはみんなに愛されているなと、それがこの一連のメドレーに詰まってて嬉しかった。そして彼女が周りやファンから愛されていることを自覚してくれて、それを言葉にして返してくれるところ。これからも変わらずにいてほしい。

 

メンバーからのメッセージリレー

各期それぞれ、とっても良かったです。ちぃちゃんに早々にもらい泣き、よこよこの埼玉凱旋のお話に更に泣き、かえでぃーのしっかりしたメッセージに感動して、あかねちんの重さを自覚してる同担ぶりに拍手、まりあんの一貫したまりあんらぶりん推しほんとに好きだと笑い泣き、ビルボードのインタビューを読んだばかりだったのでちぇるの心配しないでください!という決意表明に胸を打たれ、はーちんの笑いもキャラもきちんと成立させるトークの上達ぶりにひたすら感心し、香音ちゃんの時もさくらちゃんの心のやわらかい部分を見せられて涙したことを思い出しながら年功序列の話に笑顔にさせられて、10期。10期…。

 

私は何を見せられたんだろう。多分これからしばらくのあいだ、もしかしたらこれからもずっと、10期の3人のメッセージのシーンが脳内を席巻するんだろう。まーちゃんの言いたいことをまとめられなかった美しいツンデレ相棒ぶり、あゆみんのファンやいろんな人が言いたくても言えなかった「辞めないで」、メンバー・同期ならではの「傍にいたいの」という崩れ落ちた姿、あなたがいてくれて本当に良かったと思わせる、懐の深いお姉ちゃんなはるなんの温かい言葉、もうどれもずっと脳裏に焼き付いている。思い出し泣きで目が溶けそう。10期最高。

 

先輩でお姉さんで個人的に最もきちんとフラットに伝えてくれたなと思うえりぽん、エッグの頃から積み重なった絆がとっても温かいなと思ったフクちゃん、9期の2人の後輩を送り出すという姿勢がとても印象的だった。

 

最後は空に続く階段を登って行った推しは、本当にとても美しかった。寂しいとずっと、今も思っているけど、けして悲しくはない。去年の秋ツアーで、誰も卒業しないツアーってハッピーだなと思ったけれど、誰かが卒業するツアーがアンハッピーなわけではけしてない。私は推しの卒業を見届けられてとても幸せだった。

 

工藤遥さん、ご卒業おめでとうございます。

あなたを好きになって本当に良かった。

これからのご活躍を心よりお祈りしております。

 

新しいお仕事のお知らせ、超待ってる!!!!!!!!

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(余談:文字色、14人もいたらメンカラがたくさんあるから何色で打っても誰かの色になっちゃうなと適当にはーちぇる~♪と思いながら紫と水色にしたら「さりげなくヒナヤス(笑)!」って突っ込まれて完全に無意識だったから自分でもびっくりしました)

【村上担&】担当を掛け持つということ【安田担】

エイタメジャムツアーも残るは最終地ですね!私自身も適度に楽しみを見つけて適度に通っています。Answer最高最高Answer

踊る村上信五充出来ておじさん感無量よ。踊~~る~君~を見て~~恋が~~~はじ~まって~~~ですよ。いやもうとっくに始まってたわ紀元前から始まってたわ。ていうか今回ほんとスタッフにeighterいますよね。ツアー終わったらたぶん感想書きます。

 

グループ内掛け持ち

あまり詳しく触れたことがなかったので今回改めて書こうと思いますが、

私は村上担で安田担です

兼任?掛け持ち?グループ外ならともかくグループ内で何と表すのが正解なのかわかりませんが、まあ掛け持ちとしておきましょう。村上&安田の掛け持ちです

掛け持ち拒否という概念がよくわからないためお気持ちをお察しできないですが、該当の方々を論破しようという記事ではありません。私こんな心持ちで掛け持ちしてるよ~ってだけです。個人的にブログって自分自身を文字起こしするツールだと思っているので、今回も「自分の中の掛け持ち」を説明したくて書いています。

 

掛け持ちのつらいとこ

■うちわ持つ手も双眼鏡で追う目も足りない
 →頼むから同じフロートに乗らないでくれ
■物販にかかる資金は軒並み2倍
 →今回は丸山くんという神ビジュの刺客も現れて大変だった
■「2人とも好き」にあまり良いイメージを持たれない風潮
 →FC登録に担当を一人だけ申告させられたのも気に食わない

掛け持ちの良いとこ

◎何もかも喜び2倍×幸せ2倍
=上記のつらいとこ全部吹っ飛ばす多幸感∞

 

紫&青色eighterとして何を求めてるか

・村上くんにはまさに「DO NA I」ソロ部分でいしわたりさんが語ってくださった全文と、仕事への向き合い方や社会人としての敬意、「”読む”、”回す”というスキル」

・安田くんにはギターとベッドインしてそうな音楽と交わってる時の色気、それでいて狂ったように誰かを演じられるニュートラルさ、「0から1を生む才能」のすべて

 

どっちが比率が大きいとか割合が多いとかはありません。細かく求めてるものは全く違いますが、大きく求めてるものは恐らく全く同じ、「かっこよさ」。個人的にかわいさは二の次ですが、結果的に世間に「かわいい」と評価されるお仕事をがんばってる姿が好き。共通して、いつでもお仕事してる2人はかっこいい

お仕事を死ぬほど見たい、お仕事の結果を浴びるほど受け止めたい。もっともっと与えてほしい。それはけしてテレビに出るだけではなく、例えばカラオケの作詞作曲欄で名前を見るだとか、業界の他の方々の口から評価を聞くとかも含まれます。

自分はお世辞にも全肯定型とは言えないし自担至上主義でもない上に自担が2人いるので、TLでは軽薄な印象を持たれていても仕方ない気がします。

 

「一推し」「二推し

女子ドル界隈ではよく聞くこの言葉…実はあまり好きではないですが、どちらかが「二推し」なのではなくどちらも「一推し」です。この言葉を使って更に言うならば、私の「二推し」はぶっちぎりで渋谷すばるです。(同率首位システムなら「三推し」??)渋谷さんかっこいい。歌ってるところも歌声もグループに対する真面目な姿勢も笑いのセンスも大好き。私いつでもす担になれる。嫁ぐなら渋谷さん一択。2016-2017にかけて、ああ~私す担になる~!なれない~なる~!なんで自分す担じゃないの~!!ということが死ぬほどありました。余談でした。

 

掛け持ちスタイリング 

で、毎回の事なんですが今回も私はジャムツアーに臨むために身に着けていくアイテムを日々探してました。それこそ1月15日にエイタメオーラスで夏ドームツアーが発表されてからこっち、行く先々で何かないかな、AM新作を冬ツアーで買ったばかりなのにSS新作の帽子は、とかサンダルは、ヘアアクセサリーは、とかこの半年間わりと必死になって探してました、そう、紫と青のツートングッズを!!!!

この3年ファンを続けた結果、ショップでの紫&青グッズはめっちゃ増えました。トレンドカラーって流行りがあるので、最近流行ってるのかもしれないですね。ありがたい。

私の主張は「できるだけどっちも主張」なのでマーブルだったりガチツートンだと尚良し。最近、ちょうど2年前から履き続けてるmare mareのサンダルと、この夏クリアランスで買ったツモリのバッグを見た友人たちがよく探してきたねと褒めてくれました。うれしい(*´ω`)

 

本革サンダルでこの色は嬉しかった!この夏の戦友。

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在庫僅少で死に物狂いで探したオニツカ。カラーリング最高(最高)

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基本的に両腕かタオル止めに使ってるリスバン。
友人たちもお手紙とか差し入れでめっちゃ気遣ってくれます( ;∀;)
掛け持ち冥利に尽きます。感謝…

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参戦服

メンカラを着たり着なかったりユニットのTシャツ作ったりツアーT着たり様々ですが、たとえば2日間参戦が決まってる公演なら一日目は紫、二日目は青などと考えたりはします。ひとりでなければ友人と合わせる場合もあり。

 

メンカラ好き?

元々「forget me not」という勿忘草の色が好きだった青。でも自分に寒色は似合わないので、eighterになる前、衣料や服飾品も手持ちは少数でした。お金を出してアイテムを買う色ではなかった。紫は身近な友人に誂えたように似合う人がいて、顔の造りや雰囲気等、彼女と自分の違いを目の当たりにしていたので、たとえ選択肢があっても絶対に選ばない色でした。というか、昔も今もピンクとオレンジと赤が好き。ピンクラブ。でも村上くんも安田くんもピンクじゃなくて良かったと今では思えます。紫と青、今では生活になくてはならない色です。(社用携帯新調の際も青と迷って迷って紫にした)

 

欲張りですよね?

ほんとそうだと思います。いや、結局そうなんだと思います。ひとりに絞れよ、と自分でも最初は思いました。0.02秒で無理でした。だってほんと好きな部分が全く違うんだもん。

 

音楽面からドカーン!と沼に突入してすぐ、最初に好きになったのは明確に村上くんで、それはたまたま家族が見ていた月曜から夜ふかしをチラ見した時だったんですね。頭の回転の早さ、下品とも取られかねないコテコテのビジネス関西弁で気の利いた上品な言葉選びの返し、スーツ似合う(光沢あるネイビーのやつ)

8EST→パズル→カウコン→JBという流れで音源も映像もゲットして、ビースト!!でこの人明らかに歌がうまくなってる…って崩れ落ちたのも大きかった。どのMCだったか、(歌は)練習やがな!歌で足引っ張りたない、って言ってたのも嬉しかった。向上していく人が好き。自分を磨こうとする人が好き。努力する人が好き。

 

安田くんのファーストインパクトはパズルのKicyuでした。ライブ映像の方。この人こんな曲作るの…?天才かよ…ギターうまい…あっ、えっ、村上くんとギガマジメ我ファイトでハイキックしてるの安田くん…!?かっこいい!最高…!!!!→(8EST見直して)Dye D?作ったのも安田くん…!!!???天才かよ(再)…!!!!→(カウコンDesire)天才かよ(3回目)……てか色気………→(JB)All is wellでの挨拶~~~~~!!!!!!!死ぬまでついてく~~~~~~~!!!!!!!

 

ほらもう選べないじゃないですか。好きになったポイントも速度も全く違うけど、今は等しく、2人とも好き~~~!!!!!欲張り上等。欲張りで何が悪い。一途じゃない?それぞれに一途ですよ。浮気??心変わりをした覚えはないです。それに仮にどっちかがもう片方の能力をすべて持ってたとしても、その人一本になったとは思えない。欠けてるとこと持ってるもののどちらもが大事な要素で、それは私にとって自担2人だけじゃなく関ジャニ∞全員に言えることなんです。

 

掛け持ち楽しいよ。死ぬほど楽しい。こんなに不完全なのに、毎日2人分満たされては二倍渇望してを繰り返してる。やめられない。たとえばどっちかでションボリしてもどっちかで奮起できるから中毒性も高い。もはや合法ドラッグみたいなもんです。見て下さいこのお薬、きれいな紫と青のマーブルでしょう。

なぜ「お手振り曲」が嫌なのか

早速だがタイトルを補っておく。

正確には、

”なぜ「お手振り曲」になることが嫌なのか”

である。

あとこれは批判ではなく個人的な疑問と意見なのでよろしくどうぞ。

 

ライブで自分の好きな曲や現場初披露曲などがファンサや花道・トロッコ移動に「消費」されて悔しい思いをしたことがある、というファンはかなりいると思う。かくいう私もその一人である。やればいいってもんじゃない、セトリに入ってるから何でもいいってわけじゃない、と、自分の中の拗らせわがまま自己中ファンな部分が叫びだすことはよくある。

 

まずは「嫌な理由」から。

 

①ファンサに重きを置くため、歌がおざなりになる

②振り付きの楽曲の場合、振りが見られない(してくれない)

③上記の逆ver. 自担が振りばかりでファンサをしてくれない

④振り付きの楽曲の場合、ファンも振りをしたい(のにファンサタイムなのでそれどころではない)

⑤大倉「この曲かっこいい曲なのにさぁ、みんな笑って手振ってくれるからどんな顔したらいいかわからん」*1

私「こっちも浮世でそんなことしたくなかった!(大声)」

浮世大好きだからやってくれて心底嬉しかったけど、そうじゃない、そうじゃないんだ!

 

お手振り曲といっても、花道を歩きまわったり、定位置までもしくはトロッコやフロートに乗るまでの移動に使われたり、完全に乗り物に乗った上で使用されたりでは若干印象の違いはある。

要は「”歌唱に徹する”を含む決まったパフォーマンスがあったとしても客席に近づく、もしくは客席の中を移動するためそれらよりファンサービスを優先してつとめることが多い部分に使われる曲」、を私は勝手に(※重要)「お手振り曲」と呼んでいるが、具体的に例を出さなくともなんとなくわかっていただけると思う。

 

嫌な理由は先述の通り、更に浮世踊リビトなど、所謂「かっこつけてほしい曲をファンサ曲にしてほしくない」という完全にファンのエゴな気持ちもあり、おまけに「初披露曲を移動曲にするなんてサイテー」という、具体的に言うと関ジャニズム・RAGEの乱」のトラウマのようなものもあり*2根拠はあるものの、基本的には好みの押し付けだという自覚はある。

 

わかってる!わかってるよ!わかってるけど、がむしゃらをフロートでしたら、やすくんは踊っちゃうもん!そして誰より、まるちゃんにも踊ってほしいもん!ファンサとかしないでいいから踊ってほしい!私たちと一緒に!罪と夏も振り付けあるじゃん!しようよ!してよ!!!あの振り付け好きだよ!!!あれ踊ってるエイトが好きだよ!!!!私もしたいよ!!!へそ曲がりもあおっぱなも振りやってくれなきゃやだよ!!!

 

で、別の側面から私がもう一つモヤモヤしていることがある。

「お手振り曲になることを”降格”だと認識している事実」

これだ。

あれもこれもお手振り曲に成り下がった、と心のどこかで勝手に認識していることが嫌だ。そんな自分が嫌だ。

けして降格ではない。セットリストにランクも何もないはずだ。それでも、あの曲もあの曲もこんな凝った演出で、大事にされて、流れもすごく良くて…という気持ちは絶対に毎回何かしらで発生している。

 

ついでだから言うけどエイタメの山田の「The Light」→「罪と夏」へのぶち壊し感私ほんと永遠にキレてるからほんとあそこのセトリマジでどうにかならんかったん??????????罪と夏はひとつも悪くないのに私の中で勝手に悪者だしフロートで振りもどっかいってるしかわいそうだよていうか山田の宇宙どこやったんだよ余韻も演出のひとつだろ!!!!!!??????

 

ファンサタイムがなければないで、特に他のファンに対する過剰なファンサを見るくらいなら私はパフォーマンスがあればいいので特に問題はない。…とはいえぶちぶち文句を言うことはわかっているし、あったとしても結局自分のお気に入りの振り付きでかっこいい曲は使ってほしくないのだ。

 

ここで気づく。私は推し曲を大事にしてほしいのだ。自担や推しと同じだ。オイシイ出番があれば、いい演出がつけば嬉しい。扱いが雑だと腹が立つ。 セットリストに並んでいるだけのひとつにしてほしくない。

適材適所という言葉が脳内をよぎる。この曲は「お手振り」に相応しい、相応しくないなんて流石にそんな傲慢なことは言わない。ただ、エイトの楽曲は隅から隅まで粒揃いの名曲ばかりで、その楽曲ひとつひとつを一番いい演出で活かしてほしいのだ。シーンAからBのつなぎ、のような扱いで、「セトリ入ってるやん」「(その曲)やったやん」と言われるのが悔しいのだ。

ついでだから言うけど(2回目)ゆるゆるぶれぶれのエイタメのブリュレで「俺ら結構踊ってる」なんて言わないでほしいのだ。

 

 

間もなくツアーが始まる。

なんだかんだでめちゃめちゃ楽しみにしている。だってそりゃ、あの「ジャム」引っ提げたツアーで楽しみにしないのは無理でしょ。楽しみにしているから、「◎◎してほしくない」「~でありませんように」なんて心持ちでいたくはない。「▲▲してくれたらいいな」「~でありますように」と思っていたい。

 

でもこれだけは言うぞ。

MCで誰もいなくなりませんように。

オーラスまで7人無事に駆け抜けられるツアーでありますように。

*1:関ジャニ’sエイターテインメントBD・コメンタリー

*2:これに関しては村上担だけじゃなくRAGEが好きな他担も絶対物申したいことがあったと思うし、エイタメでやっと「歌とパフォーマンスに徹する」という思いが叶った喜びを共有できたのは逆に良かったなとは思う

大人向けアルバム「ジャム」【日々徒然】

最近のエイトのことと、近況いくつか。

 

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関ジャニ∞9枚目のアルバム「ジャム」発売しましたね~!そして売れてますね!「JUKE BOX」をリアルタイムで追えなかったJB大好き新規なので、JBを抜いた時は嬉しいだけではないいろんな感情が溢れました。

いやー、でもほんと錦戸くんの言う通り*1もう少し売れて欲しいですよね…いや、少しと言わずぐんぐん売れて欲しい。いつもかかってないと思ってるわけではないけど、ジャムは今回特にお金かかってんな~~~!!!と思うこともたくさんあるので。

 

それに対比して、渋谷さんの言う通り*2損得関係なく、いろんな方から「彼らなら曲を書きたい」と言ってもらえるようなグループでいてほしい。

楽曲提供だけでなく、映像も振付もデザインもその他のコラボレーションも、関ジャニ∞だからっていう唯一無二の理由で選んでもらいたい。

だってそれは、私が関ジャニ∞だから好きになった、関ジャニ∞だから応援してるのと同じ理由だから。

そんな嬉しいことはないです。

 

「ジャム」

めっちゃ聴いてます。

今回いつもの日程と違って大阪公演がめっちゃ前半なので、他のアーティストの新譜も重なる中、叩き込むのに必死。私はトラック1~3の流れがとってもとってもとっても好き、なので3曲だけレビュー。

T1「罪と夏」 

配置が100点満点。最高の夏のスタート。エイタメジャムももう罪と夏スタートでいいじゃん!→それ去年のリサイタルでやったやつー!!!なんでや!なんでもうやってしもたんや!じゃあ何!?罪夏じゃなかったらセトリ一曲目は何が正解!?教えて初日札幌!!

T2「今」

個性+季節感+エイト感のあるT1からの流れをしっかり加速させつつ食われないリード曲。おしゃれさと重さが共存する。歌詞の言葉選びがすごい。ニセ明すごい。

T3「DO NA I」 

非の打ち所がない。エイトのことを分かってくださってるという嬉しさも相まって、個人的に今回一番のキラーチューン。蔦谷×いしわたりペアのチートぶりを目の当たりにした、6月25日関ジャムでの振り付きパフォーマンスもめっちゃかっこよかった。あのユニオンジャックの衣装はもっと使われて然るべき。あとこっちもMVくれよ~~!!!ていうかこれ嫌いなeighterいる!?

 

で、私この3曲の流れで悟ったんですよね…

今回のアルバム、めっちゃ大人向けじゃない?

 

私は彼らと同年代だし偉そうなこと言うけど、今までのアルバムが子供っぽいということではなく、楽曲や雰囲気や、それこそメンバーの意識も寄せられた言葉もだし、数々の音楽ライターさんからのレビューも含んだうえで私が一言で総評するとしたら、

 

関ジャニ∞が年相応のアルバムを出した」

になるんですよね。

 

前述の通り私は「JUKE BOX」厨だけど、一聴した時の印象は「厚い」だった。一番好きな「8UPPERS」「かっこいい」だった。もし8UPリリースをリアルタイムで迎えていたら、「大人っぽい」とも表現していたかもしれない。それはどこか他人事で、大人には使わない言葉だ。 

今回は違う。

ラジオから初めて流れてきた時は正直、ふーん、おしゃれ~くらいに思っていた「今」。今ならこれがリード曲になったことが痛いくらいにわかる。だってそのまま関ジャニ∞だから。これが今のエイトだから、これを看板にしないでどうする、と今なら思える。看板というか、もう鏡というか。

若い子がんばってついてきなよwwなんて言うつもりは毛頭ないけど、私は改めて、エイトと同世代で本当に良かったなと今回の「ジャム」リリースで心底感じた。大人にしかわからないことは絶対あって、それは経年の喜びであるはずだ。大人楽しいな。JAM LADYをバッカだな~~!って言いながら笑った二秒後にAnswerで泣けるし。

 

対外的にも社会的にも自軍が話題になっているのを見るのは誇らしくもあり、新年会でメンバーが言っていたことが叶えられていくのを嬉しくも戸惑いながら追いかけた2017年上半期だった。その締めが「ジャム」だったなという感じ。

 

***

 

さて近況。1~5月は相変わらずライブに行って推しの卒業発表などに追いかけられながら十数年ぶりにユーミンのコンサートに行って泣いたりしてましたが、6月は拾ってもらったジレッタと友人が当ててくれた俺節に行きました。

 

*ジレッタ…いやもう横山さん門前やん!!門前夫婦にときめいて帰ってきました。あの二人の立ち姿、向き合い方、愛情、お別れの仕方、最後、どれをとってもよかった。目の前を竹中直人さんが通って行かれましたが、出てこられて一瞬で竹中直人だった…すごい。

俺節…大阪公演の日曜昼夜のみだったので(前楽も予定してたけど行けず…)心残りはあるものの、それでも満足はした。TLのほとんどの安田担が東京公演から散々泣いてレポ流してたのを見ていたので結構構えてたけど、想定してた主人公周りより流しの大野に散々打ちのめされたというか、六角さんの演技がとても響いて完全に大野ロス。大野の台詞がどれもよかった。音は音楽になり歌になる…そのシーンを見て真っ先に「渋谷すばる」が思い浮かんで、私は本当に彼の歌が好きだなと実感したし、俺節を渋谷さんが観劇してこのシーンをご覧になったのかと思うとそれだけで嬉しくなった。どんだけ~~

 

同時期に観劇したこともあり私の中で二つの舞台はきれいに対比してて、演出やストーリー、パフォーマンスを享受するのみだったジレッタと、何も答えをくれず「自分にとって音楽とは」とひたすら問いかけてくる舞台だった俺節。どちらも有意義な時間を与えてもらってよかったです。

 

さー、ツアーの始まりですね~!楽しみ!

楽しい夏にするぞー!!!!

*1:7月7日ヒルナンデス!・うちの夫は~の番宣

*2:7月5日めざましテレビ・NSNレコーディング密着

とあるeighterの「アイドルにおける良い事務所」考察

いろいろ書いてますけどひとりごとです。

 

推しである工藤遥ちゃんがあと半年でグループと事務所を卒業すると発表して丸3日。発表翌日にフクザツな気持ちのまま名古屋公演に入り、本人を目の前にして、更に好みのセトリや演出による楽しい時間を友人と過ごして、少しだけフクザツなそれらは言葉にして整理ができたけれど、それでも実感は今からどんどん積み重なっていくのだろうと思う。

週明けの月曜は仕事も手につかなかった…かといえばそうでもなく、GWなんて関係のない仕事に就いているので、月末月初の鬼業務に没頭していられたのは不幸中の幸いであったし、昼ご飯も食べずに仕事を捌いていたおかげで少し落ち着いた。

 

発表当日の気持ちはこの記事でエントリーしたとおりだ。

そしてこの3日間、考えていた。

 

「アイドルにとって良い事務所の条件とは」。

 

…というのも、ハロー!プロジェクトはいつも、所属タレントの卒業や体調不良等々による休業やその他折々の発表時に、公式サイトで中の人の代表、現在ならアップフロントプロモーションの西口社長がコメントを出すのが定例となっていて、それがとても親身になって考えられた…というかタレントに対して配慮が行き届いているという意味で、私はいつもやさしい事務所だな!!と感じていた。これは私がハロプロええなあと思ったひとつの要因でもあるのだが、所属タレントのことを大切にしていると感じたし、アイドル事務所、ひいては芸能界という世界への己の先入観と偏見を反省すらした。こんな事務所もあるのかという点でカルチャーショックだった。

 

今回も同様に、西口社長の挨拶とコメントからはじまり、工藤遥本人からのメッセージへと続いている。すべてのファンの意見ではないし、言葉に出さずにいろんな思いを持っている方もおられるだろうが、このコメントが発表されたときの私のTLは概ね穏やかであったし、大半の方は受け入れていたように思う。

私もやさしく温かいコメントだなと、スクショまで取った。

ハロー!って良い事務所だな、と単純に思った。

http://www.helloproject.com/news/6849/

 

しかし、それ以外の所で事務所に思うところはある。ハロー!という事務所のことを詳しく知ったのは本当にこの1年半程度なのだが、モーニング娘。だけでなく他のグループの運営を見ていても、スケジュールが苛烈すぎると感じた。

コンサートに移動、舞台、リリイベ、チェキ会、握手会、その他テレビや雑誌、グッズの撮影、更に日々の練習やブログの更新、何より学業があるメンバーがほとんどだ。本当に、どうやって学校に行きながらこのスケジュールをこなしているのかと未だに心配でしかないし、カレンダーを見て事務所に怒りを覚えたこともある。

 

あんなに折々で所属タレントを大切にしているなと感じさせてくれるのに、こんなにもタレントに心身ともに負担をかけているではないかと。それはグループとファンの需要に見合った会場をおさえるであるとか、事務所は事務所全体を推しているわりに、それに相反して複数のグループ同士のツアーのスケジュールはめちゃくちゃじゃないかとか、そういうことにまで気持ちは及ぶ。

ハロー!は本当に良い事務所なのだろうか?

そんなことを疑いたくはないけれど。

 

 

「アイドルにとって良い事務所の条件とは」。

今のモーニング娘。の活動予定を見ていると、そりゃ他の仕事はしたくてもできないな、とどうしても感じてしまう。誰がどう見たって無理だ。グループとの両立を考えたという推しのコメントはけして嘘ではないと思うし、実際にそれを諦めねばならぬほどにグループの仕事が詰まっていると思う。

 

話は少し変わるが、私は関ジャニ∞のファンでもある。本格的に足を踏み入れたという意味での時系列でいくと、関ジャニ∞のほうが2年ほど早い。それでも、今まで二次元くらいしかアイドルに興味のなかった自分にとってはどちらも壮絶な文明開化であったし、どちらもまだまだ日は浅い。

そんな関ジャニ∞横山裕が度々口にしていることで、私がとても好きな文句がある。

ジャニーズ事務所はいろんなことをさせてもらえる」

という発言だ。

 

関ジャニ∞はありがたいことに露出も比較的多く、音楽もバラエティもお芝居も、グループ全体としてもメンバーそれぞれにも幅広いジャンルで仕事がある。グループ内で得意分野が分かれてはいるが、それでも「いろんなことをやっている」グループだと思う。

ジャニーズ事務所全体、先輩後輩を見ても、近年は特に「マルチプレイヤー」が非常に多くなっている気がする。

裏を返せば、何でもできなければ生き残れないのだと思う。メディアからのそういった要求がどんどん増えていることもわかる。ビジュアルが良く、歌って踊れれば良いというひねた考えは世間一般にも既に通用しないし、芸能界ではとっくに捨て置かれた「アイドル」なのだと感じる。

 

話は戻るが、先の「アイドルにいろんなことをさせてくれるジャニーズ事務所」は良い事務所だなと、いちファンである私は思う。当然一面的な評価であり、やりたいことをすべてさせてもらえるわけでも、自分のやりたいことを聞いてもらえないもどかしい時期も当然あってのことだが、それでも、推しているグループのメンバーがそう言って映画、舞台、バラエティ、リリース、そしてツアーをこなしている姿を見ていると、その言葉のままを受け取りたいなと思う。

 

「アイドルにいろんな仕事をさせてくれる」と「自分がしたい仕事ができる」が噛み合えば言うことはない。しかし現実はそう簡単ではない。ファンの要望はいついかなる時もアイドルにつきまとうし、「ファンの事なんてどうでもいいから、好きなことをやったらいい」と、皆が皆口にできるわけではない。だから、その間に事務所があるのだと思う。

アイドルにはアイドルの人生があるのだから、好きなことをしてほしい。それが仕事、進路なら尚更のことである。ちゃんと休んでほしい。自分を大切にしてほしい。でももっと私たちにいろんなものを見せてほしい。活躍してほしい。売れてほしい。だってファンだから。アイドルが大事だし、彼ら彼女らを好きな自分も大事だから。だから事務所には「良い事務所」であってほしい。

 

 

私はどぅーが引退卒業でなくて良かったなと思った。これからも活動を応援することが、今までと同じ方法ではなくてもできる。活躍をきっとまた見守っていける。

どぅーがモーニング娘。じゃなかったら私はLILIUMを見る事もなかっただろうし、たとえば他のアイドルグループだったとしても見逃していたと思う。モーニング娘。だったからこんなに好きになったのだ。彼女がモーニング娘。だったから、たった二年ではあったがこんなに熱意を注げたのだ。なんだかんだで、ハロー!で頑張っている工藤遥が好きだ。だから事務所を卒業するというのも正直寂しい。

 

良い事務所って本当に何なんだろうか。

思うことはいろいろあるけれど、まだ結論は出ない。

とあるeighterの「初めての推しの卒業」

推しが卒業するそうだ。

 

私の記憶が確かならば、私のモーニング娘。初現場は一年前の4月2日、名古屋だった。

 

私の記憶が確かならば、私が初めて工藤遥というアイドルを認識したのは二年前の6月、LILIUMという舞台の画像と映像を見た時だった。

 

私の記憶が確かならば、私が今日までにモーニング娘。の現場に直接入ったのはEIM×4(名古屋・大阪)、「続・11人いる!」×2(京都)、ハロコンサマー×1(大阪)、MV×2(大阪)、1月シリイベ(大阪)、計10回。

明日のTHE INSPIRATION!×2(名古屋)を入れても12回。たった12回だ。

 

 

もっと行くつもりだった。タイムリミットがあることを知っていた。

 

彼女たちにとってモーニング娘。がゴールではなく通過点だということは、鈴木香音ちゃんの卒業を目の当たりにして身に染みていた。だから自分のキャパの中で行ける限り、現場に行こうと思った。

 

来年は行けないかもしれない、ここはそういう世界なのだ。

この公演がいつ最後になってもいいように、応援しに行こうと思った。

 

 

それでも、少しだけ、”それ”はまだもう少し先だろうと思っていた。

 

 

人の予感というものは馬鹿にできない。

春ツアーの武道館が1公演追加になったという速報が入った時、誰か卒業するなと思った。そしてファンの先輩方の予想や憶測とは別に、なんとなくそれは自分の推しなのではないかなとも思った。そうでないといいなとも思った。

しかしやはり、”それ”は現実になった。

 

私の推しは、演技がしたいそうだ。とても嬉しかった。私が初めて彼女を見たのは、歌ってる時でも踊ってる時でもなく、演技をしている所だったからだ。それをきっかけに彼女の歌もダンスも、為人も好きになったからだ。

筆跡やわかりやすいサインが好きだった。私がファンになってからも、どんどん増えていく歌割のソロパートが誇らしかった。いつまでもその成長を見守りたいと思った。見ていられると思った。

イムリミットは私の時計では意外と早かったが、真面目な彼女の中ではきっちりと時を刻んでいたのだろうと思う。

 

17歳、高校三年生。しっかりしてるなあ。

そういうとこもやっぱり、すごく好きなんだよなあ。

 

今日の昼公演を、彼女は「秋までよろしくね!」と言って捌けたそうだ。ねえどぅー、それはこっちのセリフだよ。秋までよろしくね。秋までは、モーニング娘。’17工藤遥のファンでいさせてね。

 

 

 

 

いまほんま自分でも引くほどめっちゃ泣いてるけど、これは悲しい涙じゃないんですよほんまにほんまに。明日どうしよ、目めっちゃ腫れるやんやばい。どぅーに会いに行くのに。

高橋優に中島みゆきを見た「来し方行く末」【AL+LIVE】

やっと私の「来し方行く末ツアー」が2月3日(金)広島文化学園HBGホールにて始まり、3月の名古屋2日間を経てあとは大阪城ホールを残すだけとなりました。というわけで、2016年11月に途中まで書いて3ヶ月頓挫していたアルバムの所感と、実際に現場に入ってみた感想を更に2ヶ月かけて書いたので満を持してエントリーします。計5ヶ月越し。なんだか重い腰が上がらなくて、こんな時期になってしまいました。

アリーナ編も横アリ2daysを経てあとひと公演、大阪城ホールのみですね。ツアーが終わる前にどうしてもこの記事を上げたかった。AL+LIVEに加えて諸々言いたいこと書いてるので長いですすみません。

 

 

アルバム「来し方行く末」について

 

まず大変大変大変大変遅くなりましたが、5thアルバム「来し方行く末」発売、また初週売上2.4万枚の記録更新、重ねておめでとうございます。おいおいいつの話だ申し訳ない。(※2016年11月16日発売)

 

よし、書く。

多くのユアノンさんと同じく、私もFC限定スペシャルBOXと期間限定盤の二段構えで臨んだ今回。提供・解禁済の以外にも配信やラジオで悲しみのない場所Mr.ComplexmanCockroach等が先行発表されて、待望の発売となった。

 


今回のプロモーション活動は傍から見ていてもすごかった。 昨年のベストアルバムよりも盛沢山だった印象。テレビや音楽系のネット記事は勿論、ラジオの出演行脚が個人的にはとても目立っていた気がする。それもこれも件のベストアルバムがあってこその取り上げられ方だとは思ったけど、本人の口からも笑う約束バブルから脱して自分に厳しく甘やかさないように、というインタビューもちらほら見かけた。

 

 

 

 

率直に感想を言おうと決めた。

 

 

 

 

 

「来し方行く末」は名盤ではない。

 

 

 

 

名盤ではないが、しかし聴かずにはおれない。

そもそも、良くも悪くも「アルバム」でもないと思う。この作品を形容する言葉を色々模索したのだけど、結局「高橋優作品集2016」が個人的に一番しっくりきた。音楽ナタリーの全曲解説が実に興味深い。

 


さて、とはいうものの、作品集としてのまとまりも特に感じられなかった。ビッグネームのプロデュースや編曲、音作りの丁寧さとオーケストラの厚み、優くん本人のコメントから見て取れる思い入れ等を考慮すると、最終トラックBEAUTIFULがやはり軸なのだろう。この楽曲が出来たことでアルバム制作が見えたという本人の言葉もある。

 

個人的に柱は三本、

トラック1「Mr.Complex Man」

トラック10「Cockroach」

トラック12「BEAUTIFUL」

先行発表の影響がかなり大きかったため、個人的な初聴時の印象はこの三曲によるテントのようであった。そして幸か不幸か、収録シングルがテントのたるみを生む「重み」のような気がした。好みを加味しなくても、いくつかのシングルを省いても良かったのでは…と思わずにいられない部分がある。それは前述した「重み」だったり、流れを止める「堰」だったりするように思う。

 

しかしその反作用というか、発売時にうまく受け止められなかったシングル各曲の良さを改めて考えることができた。私はどのアーティストに対しても「アルバムで埋没してこそ光るシングル表題曲」というのはシングルアップには不相応だったのでは、という気持ちがどうしても捨てられないが*1、それはマーケティングとプロモーションの話であって楽曲自体の評価ではないし、実際に私はシングル発売時よりも進んでシングル曲を回している自覚がある。

 

また来し方行く末は「作品集」だと前述したが、それこそがコンセプトなのかもしれないと考え始めている。まとまりやインパクトが足りないなと感じたことも、スタートとゴールが区切られていないからだとわかる。四国で撮影されたという絶妙に靄のかかったジャケット写真は、偶然だったのかもしれないがそうではなかったと思いたい。

BEAUTIFUL」は確かに最終トラックが安パイだろうが、けしてゴールテープではない。また「Mr.Complex Man」は前作の「BE RIGHT」のような明確なスタートラインでもない。

言葉を選ばず言うと、「なんとなく始まってなんとなく終わる」アルバムだと思う。何度聴いてもそこが少し不安な気持ちになるが、それがまさに「来し方行く末」の体現だとすれば合点がいく。

 

 

各トラック一言感想+LIVEでの所感

01.Mr.Complex Man

曲とMVが解禁された当時「すごく想像通りの曲が来た」とツイートしたが、LIVEで聴いた今もその印象は変わらない。寧ろタイトルで完結しているというか、タイトルが本編で楽曲はあとがきの様な感じ。

LIVEでの演出や観客との接点は笑う約束時のオモクリ監督を彷彿とさせるが、ミスコンはなかなかにハードルが高い。しかしOhyeahー!だけでもぜひ叫んでほしい。因みに同タイトルの自伝は食指が動かず未購入。

 

02.君の背景

書こうと思ったきっかけは抱っこされている赤ちゃんとのことだったが、今までと少し違った趣のラブソングだなと思った。彼が書きたかった情景や、歌って伝えたい思いのもどかしさが伝わってくる。生で聴くと、改めていい曲だなと思った。名古屋初日で不覚にも泣く。

 

03.さくらのうた

シングル発表前に抱いていた「高橋優がさくらをテーマに卒業シーズンに書くとしたらこうだろうな」という思いを斜めに裏切ってくれた曲なので、今回収録のシングル表題曲の中では一番好んで聴いた覚えがある。

LIVEはギターを置いてシンガーに徹した高橋優など、演出が抜群に良かった。

余談だが「高橋優がこのタイトルで書くとしたらこうだろうな選手権」の現チャンピオンは「旅人」。

 

04.明日はきっといい日になる

もうこすらなくていいよ、の一言に尽きる。ベストにも入っていたのだから今回未収録でもよかったのでは。

『「大衆向けの歌」と書いて「聴く人を選ぶ」』と読むの片割れ。良い曲なのはわかる、好き嫌いを問わず、特にLIVEの後奏を皆で歌う空間はなかなかのプライスレス感だとも思う。最近はマイクスタンドを倒して本人が入ってきてくれる。しかしそれはそれ、これはこれ。そろそろおなかいっぱい。

 

05.拒む君の手を握る

とても良い意味で「どうした!?」と思った。たとえ二人称宛であっても社会や世界に訴える楽曲が多い中、開け放たれもせず、結果的に思いは伝わらず、こんな閉鎖空間で愛してると呟く高橋優を私は知らなかった。

LIVEでも、CD通りきちんとアウトロで正しく落とされたそれはなかなかに琴線に触れた。有体に言うと広島で泣いた。新しい高橋優を見せてもらえたという点でとても好ましい。

 

06.象

2014年に関ジャニ∞へ提供した時からずっとずっと刺さっていたしこれからもずっと刺さっていくだろう愛しい楔。提供先でもやっとメンバー自身のバンド演奏で披露され(長い2年だった。練習期間だったのだろうか)年末年始に通った関ジャニ∞のツアーでは毎回落ちサビで泣いていたが、意外と提供元セルフカバーの来し方行く末で涙は出なかった。しかしCDでもLIVEでも、「ずっと聴きたかったやつ」で間違いなし。

個人的にはオイオイより頭拍で腕を振りたい派。そして頭を振りたい派。

 

07.悲しみのない場所

ヒーリングタイム。ヘビリピには向かないがたまに無性にサビを聴きたくなる。

LIVEで弦ソロが始まるとこの曲の始まりかと錯覚してしまうが、実際は光の破片の布石。年明けツアー後半からの参加だったため、セトリ変更の関係で今のところ現場では聴けてはいない。

 

08.産まれた理由

いい曲と好き嫌いは別次元の話。幸せが苦しいこともある。

「大衆向けの曲は聴く人を選ぶ」のもう片方。LIVEではひどくずるい映像演出によりあっけなく泣かされたため、非常に悔しくもある。

 

09.アイアンハート

何かのアンサーソングに思えるがどの曲かが思いつかない。私は彼の陰ロックが好きだが、現場で体感してこういう陽ロックもやはり良いなと思えた。大好きな人達、で客席を指してくれる姿勢がやはり好きだ。しかしサビでどう乗ろうかいつも迷う。手拍子(少数)派。

 

10.Cockroach

(ほぼボーナストラックの象を除くと、)個人的に今回ダントツのキラーチューン。

この高橋優を聴きたかった!

動物シリーズは漢字で揃ってこそ美しいと思っていたが、流石に和名ではなあ。

LIVEでのCockroach→象という流れを額に入れて飾りたい。わりと流れに乗ってそのまま次へ、だったものが、名古屋2日目はこの2曲のわずかな間に明らかなギアチェンジがあって非常に興奮した。

 

11.光の破片

シングルリリース時にもエントリーしたが、私はわりとスルメ曲だと思っている。悪い意味ではなく、アニソンぽい、カラオケ向き、J-POPらしい。しかしそれらの要素によりせっかくの「高橋優の高橋優たる言葉づくり」が曲調に流されて「留まらない」ので、普通の曲に感じてしまう。非常に勿体ないと思う。

 

 

「高橋優に中島みゆきを見た元凶」(※褒めてる)

12.BEAUTIFUL

アルバム発表になった当時の前情報として、服部隆之氏が編曲を手掛けたというのはかなり大きなポイントであった。私個人としても大好きな音楽家だったので、単純に「好きなもの×好きなもの」に期待しか抱かなかった。

そして一聴して、

「『ファイト!』やん!!」と瞬間的に思った。

 

編曲は流石の一言、素晴らしいオケであったし、ああ、今回のツアーはオケを引き連れて全国を回るのかとすら思った。それはミニマルな高橋優のサポバンがとても好きだったので、それが崩れるのがいやだなあという気持ちも含んでいた。瞬間的に色々なことを想像して、それらが自分の中であまりにも「非現実」だったので、強いメッセージ性と流れるように美しい編曲に戸惑いすら感じた。

アルバムが発売して2日後のTBS「A-Studio」にて、なんと服部氏ご本人の指揮で、金原女史のストリングスチームが演奏というまたも「非現実」な、願っても見られないのではないのかという夢のような演奏も聴け、ぼんやりとええ曲やなと思っていたものが急に形になった気がした。

 

「淡々」のこわさ

話が逸れるが、私は中島みゆきがとても好きだ。それこそ母の影響で7、8歳の頃から聴いていて、コンサートにも行ったことがある。幼い頃は曲が好きだなあ、声が好きだなあ、立ち姿が好きだなあという思いが強かったが、年を重ねてからコンサート映像を見ると、「こわい」と思うようになった。とてもつらかったり壮絶だったり、歌詞を思わず二度見してしまうような内容でも、彼女は淡々と、時に笑顔でそれを謳うのである。狂気すら感じる。だがそこがいいのだ。それが中島みゆきなのだ。

 

「表に現す、という表現方法」

話がもう一度逸れるが、私が関ジャニ∞が好きな理由のひとつに、「楽しい曲は楽しく、悲しい曲は悲しく表現できる」というものがある。自分が表現できていない、できないことでも、エイトは自分の代わりに、またファンと一緒に、泣いたり笑ったりしてくれるのだ。

 

泉谷しげる」から「中島みゆき」へ

では高橋優はどうかというと、彼は総じて「淡々と」している。もちろん、熱くなって叫んだりがなったり煽ったり、伝えたいことを伝えたいという気持ちだったり、そういう「思いと熱」は現場で感じるが、けして悲しい!と言って悲しい顔はしない。

私がBEAUTIFULにファイト!を、また高橋優に中島みゆきを感じたのは、そうして淡々としながらも、膨大な量の歌詞を伝えきるパワーが共通していると感じたからだ。彼のことを知った時から彼は私の中で「泉谷しげるであった」ので、いつの間に「中島みゆきになった」、いや違う、「中島みゆきを装備できるようになった」のかと正直びっくりした。

 

改めて、箭内道彦氏による恒例の帯芸

「高橋優は、ここまで来た。」にゾワリとする。

 

(左がFC限定BOX、わかりにくいが、透明の帯シールのある右が期間限定盤)

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「来し方行く末」ツアーについて

ツアー初日の狭山市でのFC限定公演(12月3日)には、友人ともども見事に落選した。その次に自分が入る予定にしたのが2月の広島だったため、公演に入っていた方の速報やセットリストを即日チェックしたのだが、その時の印象は「なんだ、こんな感じか」というものだった。

2016年は胡坐にも落選、METROCKや優くん主催のacmfにも不参加だったので、1年間彼の現場がご無沙汰だった私に初日落選はなかなかに大きなショックであった。しかし初日のセトリや参加者の感想を見るにつけ、かなりショックは緩和された。入らなくても大丈夫だなと思ってしまった。特にこうしてほしい、こんなツアーだったらいい、という希望があったわけでもなく、ただ単純に、本当に失礼な話だとわかってはいるが、特に大きな理由もなく、少しがっかりしてしまったのだ。

 

そして2月3日(金)、広島で迎えた「来し方行く末」。

素直に楽しかった。よいLIVEだった。熱かったし、伝わったし、何より終わってから気持ちの良い乾杯が出来た。良い意味で、思っていたのと違うなと思った。

今回どの段階でこの方針になったのかはわからないが、公演ごとにセトリを変えるということは、少なくともツアーに通っている層を認識したということだ。「昨日はやってたのに今日はやってくれなかった」等のリスクもあるだろうが、一度だけというプライム感や、何よりそうして特定の楽曲に頼らない、どの曲でも、高橋優のどの部分を取っても満足させるぞという気概を感じて、私はとても嬉しかった。

広島にて、私より先に福岡を経験してきた友人が聴けると思っていなかったと福笑いで泣いていた。私自身も大好きな駱駝をしてくれるとは思っておらず、また初日セトリのみの知識でパイオニアもBE RIGHTも諦めていたので、嬉しい裏切りであった。

しかしこの時も1か月後に名古屋でも改めて思ったことなのだが、特に何も思い入れはないはずなのに、パイオニア&BE RIGHTの求心力が半端ないと思う。横アリで復活したサイマジョ然り、「みんな好きやな!!!」の一言に尽きる。

 

余談だが3月12日(日)の名古屋公演にもう一度入りたい。センチュリーホールが火の玉のようだった。本当に熱くて良かった。普段名前等を叫んだりしないが、思わず優くん最高と叫んでしまった。この公演のDVDを切望する。

 

今週は新曲「ロードムービー」が発売される。TVをつければ、花王「ビオレ」のCMでタイアップ書き下ろし「シンプル」が流れている。歌コン、Mステをはじめ、音楽番組の出演予定も並ぶ。そして週末は待ちに待った地元、大阪城ホールでの千穐楽だ。4ヶ月のツアーを経て培ってきた、良い裏切りに期待したい。

 

 

「来し方行く末」は名盤ではない。アルバムでもない。

だが、私に高橋優の「来し方行く末」、つまり今の「現在地」を見せてくれるにはじゅうぶんであった。彼が満足していないことも、まだまだ伸びる余地があることも、楽曲を聴けばわかる。LIVEに行けばわかる。だから私はこれからも高橋優の音楽を聴くし、LIVEに行くのだろう。泉谷しげる中島みゆきの次は何を見せてくれるのか、2017年も活動を楽しみにしている。

*1:記憶に新しいところで言うと、関ジャニ∞「強く強く強く」等