北摂ロマネスク

エイト、音楽、こっそり日常。

【天野月】GREAT!PUSH!BEST!2

名盤推し盤これ一番を語るシリーズ第2弾

 
この記事を書き始めたのが2016年7月。今日(2019年3月31日)までの間に活動休止宣言があり、再始動があり、そして明日2019年4月1日に5年ぶりのニューアルバム「Five Rings」が発売される。私もこの3年近くの間にいろんなことがあったが、活動復活の報を受けて、やはり記事をアップしないわけにはいかないなと思ったので仕上げることにする。
アルバム発売おめでとうございます!うれしい!つっこ大好き!!
6月のライブ行きます!!ありがとうー!!!
 
記事の概要は前回のこれをご覧ください

 
まず、つっこめっちゃすきなんですよっていう紹介
ゲームの二次創作をやっていた頃、ジャンルの先輩がカラオケで歌ってくれた「1/2 -a half-」「花冠」(共に2005)に面白いように転がったのが始まり。これで小説1冊書ける、映画1本撮れると、物書きのいい所をくすぐる楽曲の山に嬉しい悲鳴の連続だった。
エレキが唸るゴリゴリのロック、クセはあるが美しいファルセットの虜に。ほかの誰とも異なるブラックファンタジーな厨二要素、さらに写実的な生活感の描写とそのミックスの加減が秀逸。
これだけ多彩な曲を書けばより強くセックスアピールに振る選択肢もあっただろうに、直接的な表現をせずストイックに、抽象的に「かっこよく」色気や狂気をうたう所も非常に好感を持った。下品じゃないエロティックさやバイオレンスって絶対大事。
 

GREAT「天龍」(2004)

漢字一文字で統一されたナンバーの並びがなんとも美しく、堅固な守りだ思っていると一気に攻めに転じられる油断ならない一枚。文句なしの名盤だと思う。
タイトル揃えだけの統一感かと思いきや、ぜひ一枚通して聴いて、上質な「はじまり(劔)」「おわり(枳)」があることを知ってもらいたい。この二曲があるからこそ、日常、非日常が混在したバラエティ豊かなアルバム曲や「蝶」のような力強いタイアップ曲が活きる。「目を覚ませ わたしの獣」と帯にもフューチャーされた「龍」はアルバムの圧倒的な山場。
 

PUSH 「A MOON CHILD IN THE SKY」(2005)

つっこを知ってくれ!とプレゼンをする際、どの楽曲をまず推すかでファンの傾向がわかる気がする。「人形」「菩提樹」「鮫」「箱庭」「HONEY?」など、人それぞれ違うだろう。その中で私は、何よりもまず「花冠」を聴いてもらいたい派である。しかし「花冠」はアルバムの中の一曲でありかつ終曲であり、その最大限の魅力が引き出せるのはやはりアルバムという作品としてだと思う。
風鳴りのようなインストから、じわじわと侵食するように本編が始まり、アッパーなロックテイストを滲ませていく。途中少しなだらかな道が続くが、アニメやゲームのタイアップ曲がここぞと光る。終盤再度エンジンがかかり、可愛らしく切ない「博士と孔雀」からの圧倒的エンディング「花冠」である。壮大で退廃的かつ、悲しく美しいラブソング。これだ。素晴らしい終焉だ。
この後シークレットトラックで口直しがあるが、それも込みでアルバム作品として聴いて欲しい。すべてを含めてタイトル通り、「天野月子なのである。
 

BEST 「ZERO」(2008)

お察しの通り重度の「花冠」厨なので「A MOON~」と迷いに迷っての「ZERO」。英題のトラックの中にひとつだけぽつんと邦題が目立つ「糸電話」がこのアルバムの私の鬼門である。好きすぎて泣くやつ。好きすぎて歌えないやつ(JOYにしか配信されてません)。
アルバムとしては、コンセプトよりもオムニバス感が強い。ドラマチックなゼロの調律の英訳版から始まり、さながらハリウッド映画のようなトラックが続く。そして百点満点の名曲「Howling」、ポップな中にゴリゴリエレキの響く「KITCHEN」も良い日常枠。「HANDS」「Hello」はアルバム内で対になっているようにも思える、真摯なラブソング。そして海外のホームドラマのようなエンディングは、まさにこのアルバムに相応しい。

 

おまけのSECOND PUSH
前回関ジャニ∞と高橋優の記事を書いた際、推し盤の二枚目も書いておけばよかったと思ったので今回は書く。一枚PUSHを聴いてくれた友人がそれを気に入ってくれたとして、もう一、二枚さらにディープなお気に入りをトドメとして貸すなら……という感じ。(因みにエイトならJUKEBOX)

SECOND PUSH 「Sharon Stones」(2002)

「MEG & LiON」(2002)と悩んで、より天野月子時代の「名刺代わり」っぽい所が好きなこちらをPUSH。今通して聴いても、全部シングルアップ曲?っていうくらい個性とパワーのある曲ばかりのアルバムだと思う。一発目の菩提樹の美しさが素手で殴ってくる感じが本当にすごい。そして勿論出オチじゃなくアルバムの最後までトラックの勢いが落ちない。

SECOND PUSH 2「Licht」(2010)

天野月に名義を変更してからのミニアルバム。鍵盤やストリングスに溢れたメルヘンチックなミニアルバム。全編を通してハードカバーの童話のような、ロックとは一線を画した作品。つっこどうしたの…とオロオロした当時が懐かしい。完成度が高くてタイトル通り光に満ちていて明るくて甘い匂いがする。上記の「Sharon Stones」と合わせて多面的な彼女を感じてほしい。

 

天龍

天龍

 

 

A MOON CHILD IN THE SKY

A MOON CHILD IN THE SKY

 

 

ZERO [リマスター版]

ZERO [リマスター版]

 

 

Sharon Stones

Sharon Stones

 

 

MEG & LiON

MEG & LiON

 

 

Licht

Licht

 

 

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天野月「Five Rings」全曲クロスフェード

 

タッキー&翼がカウコン出るって聞いたので渋谷すばるに思いを馳せる

※ひとりごとです

※結構泣きながら打ってたから支離滅裂

※他G担さんに喧嘩を売る意図はありません

※タキツバをダシにしたみたいで本当にすみません、そんなつもりは毛頭ない

※ひとりごとです(確認)

 

GR8ESTツアーの感想もまだ途中なのにメソメソ泣きながら打つ。

 

タッキー&翼が最後の活動としてベストアルバム発売、そして今年のカウコンに出ると一報が入った時、私は本当に、心からよかったね!と思った。カウコンには、希望するタキツバ担は全員入らせてあげてほしいと思った。

そして、最後の最後に二人で揃って表に出る、顔を見られる場を与えてもらえたタキツバ担に対して、自分は羨ましさを感じないのだなと自己分析をしていた。

渋谷すばるについて、私はまだ、ふとしたことで秒で泣ける状態にある。

6という数字が苦手になった。

7を見ると切なくなる。

8は好き。EIGHTはとても好き。オーシャンズ8のOPでEIGHTってロゴが出てきた時あ~~~~~私EIGHTって5文字のスペルと結婚する~~~って思ったくらい好き。


最後のツアーで彼に別れも言えなかったことはきっとずっと悲しくて、今後2018年や15周年を振り返る度にあの時は、あのツアーは、と古傷の瘡蓋を剥がすことになるのだろう。

個人の担当は違っても、私は渋谷すばるが根っこで幹そのものだった関ジャニ∞を好きになって、彼にエイターとして愛された自覚があったからこそこんなにつらくて寂しくて、それでも彼が名付けてくれたこの肩書きを捨てたくない。

タキツバがカウコンに出ると流れた時、TLのいろんなところですばるくんも…、という呟きを見た。

残念だけどそれはきっとない。

現実的な可能性の話ではなく、私の中であるかないかとして、残念だけどそれは確実にない。
「辞めることを選んだ人」と「辞めようと思い立った人」の差は絶対だ。もちろん気持ちの紆余曲折もあっただろう、それはファンの誰にもわからないし本人とメンバーだけが知っていることだが、それでもわかることはある。


4月15日、私は渋谷さんがいなくなるなら関ジャニ∞も解散してくれと思ったし、あの時のあの気持ちは今も本心だと大声で言える。渋谷さんがいないのに、そんなエイトはエイトじゃないと思った。だったらもうなくなってくれた方がましだった。7人じゃないなら0の方がよっぽどよかった。


それでも、当たり前だがグループは続く。

6人の関ジャニ∞を私はなんだかんだと2018春夏秋と見てきたし、応援もしてきた。

きっとこれからもゆるゆるとしていくのだろう。

それはきっと、すごく有難いことなんだろうと思う。グループはなくなってしまったら本当にそこまでだ。デュオとして最後の東京ドームに立つタッキー&翼の二人のことを、最後を見届けるファンのことを思うと、今は心底そう思う。絶対見届けてほしい。

渋谷すばるがカウコンに立つかどうか、ありなしで言えば私の中ではない。

立ってほしいかどうかで言うなら、す担に最後のお別れくらいしてあげてよと思う。

個人で、してあげてよと思う。

関ジャニ∞としての7人の最後は、正直見たくない。

そんな最後の最後にファンを甘やかさないでほしいし、そしてファンに甘えないでほしい。

 

そもそも、私が好きになった渋谷すばるは最後のカウコンに出るような人ではない。出ないでほしい。私が好きな渋谷すばるのままでいてほしい。

心を震わせる歌をうたう人で、ちょっとちっちゃくて、華奢で、お笑いのセンスがあって、憎しみを生むほど突然自分勝手にグループを辞めてしまったけど、めちゃくちゃかっこいい渋谷すばるのままでいてほしい。だから出ないでほしい。



いや本当に素直に本心を言えば、2%くらいは会いたい。

だって今でも大好きだ。歌声やハープを聞いて、聞かずとも頭の中で思い返して、バラエティの録画を見て、雑誌の切りぬきをめくって、いつでもすぐに泣いてしまう。

渋谷すばるが本当に好きだ。

関ジャニ∞の、私の中で関ジャニ∞そのものだった渋谷すばるが、本当に好きだ。

 

渋谷さんに最後に何か言えるとしたら、そんなことをふと考える。

最後にもし、今、ドームライブの会場で彼に対してうちわを持つなら、何を持つ?

そんなの決まってる、

ボヘミアン・ラプソディ観た!?」

これだ。これしかない。私は今3回観た。週末にまた行く。

 

去年俺節を観劇した時に、「音は音楽に、歌になる」という流しの大野の言葉を聞いて真っ先に渋谷さん!!!!!渋谷さん、ねえ観た!!!???俺節観た!!!!???誰よりあなたに観てもらいたい!!!!と思ったのと全く同じように、ボ・ラプは私に真っ先に渋谷すばるを連想させた。

東京でも大阪でもロスでもどこでもいいよ、地球のどこかで絶対に観て。

めちゃくちゃサイコーで、音楽と歌そのものだよ。あなたそのものだよ。

 

何を聴いても何を見ても、FNSにすらもういない彼の影を追ってしまう。残り香に泣いてしまう。多分この先ずっとそうなんだと思うけど、それでいいのだと自分に言い聞かせる。

だってエイトが歌ってるから。終わらない旅を続けよう、と。

僕らの平成最後のロックンロールは伊達じゃなかった

全く読まなくてもいい前置き

個人的な話だけど、実はこの一週間、この4年で多分一番深刻な「冷め」と「落ち込み」に苛まれてました。
関ジャニ∞のチケット戦争に悉く負けてしまって、理由は本当にそれだけなんだけど、【これだけは】というような戦いに限って(自分の名義どころか身内のも協力してくれた友人分も)敗戦が続いてしまうともう、「あーーーーeighterの私(の名義)は死んだわ、死んだ死んだ」みたいな気分で結構真剣に降りる算段も立てたし、落選した諸々の公演のチケットを探したりすることももうどうでもいい…と思っていたところに近々身内が手術をしなければならないという予定が舞い込んで…今こそ勇気とか活力をもらいたいのに、それも叶わないのかと。

自分ではどうすることもできない、力の及ばない所でいろんなものを左右されるのが本当に嫌。生活の糧にしたいのにその権利も与えてもらえないのが嫌。FCってなんだ。推しは悪くないのに、モチベーションを保てないせいで推しを嫌ってしまいそうな自分が嫌。まあそんなわけで、これはいよいよ俗世を離れなければこのままだとダークサイドに取り込まれてしまう…と引きこもっていた次第。でした。

タイムラインも情報アカウントも何も見ず、エイトのことだけじゃなく他のアーティストのことも特に気にかけていなかったけど、ANNを聞いていたおかげでSTARTING OVERの発売日はちゃんと覚えてた。楽天ブックスフラゲ日に届けてくれてありがとう。お陰様で立ち直れました。

「STARTING OVER」という音楽の力

高橋優すごい。音楽ってすごい。

なんかもう、前述のとおりベコベコにへこんだ箱だった私だけど、ちゃんと元通り箱の体を成すまでに復活した。フラゲして寝る前に枕もとで聴き始め「T5.若気の至り」が2秒でやばいと察知、ぼろぼろ泣きながらがんばって「T8.ありがとう」まで聴いて、全部はもったいない…とわくわくしながら眠りについて、翌朝残りのトラックを聴いて、何だこのアルバム…って震えながらとりあえず今の時点で4回フルでリプレイした。めちゃくちゃエネルギーもらって今日の午後の商談もうまくいった。優くんすごい。

 

怒りが内包されたはじまり

1.美しい鳥
2.ストローマン

 きれいなコードでめっちゃ不機嫌にひとりごと言うやん…みたいなアルバムのスタート、これライブでどんな風にやるんだろうとソワソワした。早口でぶつぶつ言う人、確実に怒ってる。でも耳ざわりがいいのが不思議。

 冷コーって言った!聞き違いかな!?って思ったらほんとに冷コーで笑った。チーム高橋の関西色に乾杯。もうここまでの2曲で歌詞の情報量多すぎィ…って思いながら、でも私が思うところの「優くんらしい」駆け付け2曲。

 

16曲中6曲のシングル曲は多いか少ないか

3.シンプル
4.虹
8.ありがとう
10.ルポルタージュ
12.ロードムービー
16.プライド


 前作「来し方行く末」のレビューにて「シングル表題曲がテントのたるみになっている」と書いたのをふと思い出した。今作ではどうだろうか。前作は12曲中4曲、3分の1という割合でシングル曲が収録されていた。今作は曲数も収録時間も前作の割合を上回っているが、重みや枷のような印象は今のところ特にない。
 収録順の妙というべきか、良い意味でアルバムの一部へと擬態しているなと思った。

 そもそもアルバム全体が16曲75分という大作であるのに、しんどかった、やっと終わった…とは全く思わなかった。むしろ最終トラックの「プライド」が、タイアップのカラーそのままにエンディングとして作品を成立させていたように思う。

 16曲というボリュームは、たとえばこのシングル曲群をすべて除いて、10曲丸々の新録曲のみのアルバムとしてだって十分形になるレベルである。今年三浦大知の「球体」を経てしまった私としては、オール新録曲のアルバム作品…と思うと、それはそれでいつか制作してくれないだろうかと夢見てしまう。

 

今作の私のキラーチューン

5.若気の至り

 これはとんでもない楽曲が来た、と思った。

 事前情報を前向きに仕入れていなかったので、収録タイトルから勝手に「こどものうた」系のロックかな?と想像していた。まさかの直球ストレートを投げ込まれて寝しなにめちゃめちゃ泣いてしまった。
 人によったら「そんなに?」と思うテーマ・曲調・歌詞なんだろうなと思うけど、「この時代」に魂の3分の1くらいを置いてきた人種としては、見事にしてやられた。
 色とかにおいとか、空気とか、言葉にしたくてもできないようなこの時間を、高橋優はこう描くのかと圧倒された。輪郭のはっきりした、また芯を突いた表現は歌詞のどこにもなくて、だってそういう年齢でそういう時間なのだから当たり前で。
 「青春」とかいう鮮やかできっぱりした言葉で片づけないでほしい、もっと形にならないものばかりで出来ている、「何が言いたいのかわからない曲」。でもそれが正解中の正解で、そうとしか言えない。
 出先で歌ネットを開いて涙が出てきたのは、本当に久しぶり。いやあ、好きだ。個人的には駱駝、犬、ヤキモチ、絶頂は今に次ぐレベル。

 

6.いいひと

 これは間違いなく優ファンの好きなやつ。

 サイコパス、目が笑ってない云々のブログエントリーやまとめがちょうど少し前に賑わっていたし、タイミングばっちり。まるで他人事みたいにマイペースなリコーダーが素晴らしい仕事をしている。池窪さんさすが!
 

 しかしT1~T6まで流して聴いて、「BREAK MY SILENCE」のことが頭をよぎった。心をひらく、内面をさらけ出す、本音を言うといったことに加えて、今回は自分をあらわすとかシンプルに「語る」みたいなことも含まれているなと。

 

7.aquarium

 ラジオで解禁された時の印象は「最初と真ん中と最後で違う曲を聴いているみたい」。難しい曲だとも感じたし、なぜこの曲が先行で選ばれたんだろうとわりと考えたが、全曲聴いた今なら理解できる。このアルバムの裏番長のような位置づけだと思った。

 渋いギターのストロークと鍵盤の編曲がとても良い。
 それにしても彼の三拍子はなぜこう牽引力があるのか。見事。

 

9.Harazie!!

 何故か和田アキ子みを感じるのだけど私だけだろうか。あとまさに西田敏行…………ではなく、JBのゲロッパ。めっちゃおしゃれでイケてる秋田弁なので、ライブで早く聴きたい一曲。ただし何を言ってるかは本当にわからない。

 

11.キャッチボール

 サビの最後でタイトルの回収がなされてそういうことかと気づく。彼の「君」への楽曲は全人類に向けてのものであり、「君」に向けたものでもあるんだろうなあと感じる。シンガーソングライターならではの透かし。社会に出て日々身を粉にしている人にはきっと染み渡るはず。個人的にはサビの「がんばって」が2回重ねられるところでだいたい涙が出る。

 

13.leftovers

 時事ネタも含んだ、ツイートまとめみたいな歌詞がいかにも「僕らの平成最後のロックンロール」という印象がある。ギター、パーカッション、トロンボーンのシンプルな構成が足取り軽くて良い。

 

14.非凡の花束

 思えばこのアルバムで唯一のラブソングらしいラブソング。1番のAメロを聴いて「リーマンズロック」の彼かな?と思った。彼はすてきな人と巡り合ったのかもしれない。良い話。

 

15.STARTING OVER

 アルバム表題曲だが、ちらっと最後に作った16曲目という情報を垣間見て明滅の時の「BE RIGHT」のようだと思った。今回私のエンジンをもう一度かけてくれた決め手の楽曲なので感謝しかない。再出発というコンセプトも曲調も歌詞も、このタイミングでこの曲名と同じアルバムが世に出てくれたこともすべて良かった。

何よりもうこの一言に尽きるなと思う。

「Listen to the music!」

 

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僕らの平成最後のロックンロール。きっと箭内さんなら記してくれると思った。帯に情報量が多いから仕方なかったのかもしれないけど、来し方行く末の「高橋優は、ここまで来た。」くらいもっとドカーン!と載せてほしかったな、という気持ちも捨てきれない!

今からやっと、諸音楽サイトのレビューやインタビューを読んで回ってきます。めっちゃプロモに力入っててうれしい。いろんな答え合わせになるといいな。

 

とにもかくにも、高橋優さん。

6枚目のアルバム「STARTING OVER」発売おめでとうございます!ほんとにたくさんの人に聴いてもらって、音楽の力を受け取って欲しい。今からこのツアーに入れるのが楽しみです。

安田章大さん、そして関ジャニ∞へ

 

言ってくれてありがとう。

 

言わないでくれてありがとう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大好きな渋谷さんがエイトからいなくなるって現実を受け止めきれずこの3ヶ月置いていかれ続けて、今でもどこか非現実というか違う次元で動いてることなのでは…と感じる事もあるし、それでも私が思い描いていた未来は消えたなと確信はしていて。

 

そんな中でGR8ESTのドームツアー。きっとeighter人生最後になるだろう自分のために6人を見届けようって気持ちで行くつもりだったけど、今回やすくんの報告を受けてめちゃくちゃ泣いて初めて、関ジャニ∞を応援しに行かなくちゃという気持ちに針が動いた。あんな体で(発表されたことが病状や治療過程の全てだとも思ってないし)それでもステージに立つと、私が大好きな人と大好きな人たちが言っているのだから、そのステージの前で私が泣いていてどうするんだと。

 

私は私のためにツアーに行く、それは変わらない。でもエイトが話してくれた今までのことと、やすくんが発信しようとしてくれた全ての姿勢に対して応えるには、ライブに行って、現場で泣かないのが私に出来る最良だと思った。

どんなにがんばらなくていいよって私たちが言ってもきっとあなたはものすごくがんばるだろうから、ステージの最中がんばれって1億回くらい思うと思うけど、絶対に口には出さない。「見ていてつらかったね」って終演後に言われるのは絶対に彼の本望じゃないだろうから、「やっぱり会いに来てよかった、楽しかった」って言いたい。

 

それからね、ファンは無力じゃないって言ってくれて本当にありがとう。「ボク。」であの一文を見るまで、私は純度100%の「ファンは無力だ」を毎日精製してたよ。4月15日から毎日毎日無力だと実感していた。私は無力でしかないと思っていた。

7月2日夜、やすくんがFC動画で自分の口で病状を報告してくれた時は、「無力」は服着て病院から帰って夕ご飯を食べていた。私はこの世の何よりも完全に無知で無力だった。

だからそれを否定することでファンを肯定してくれたやすくんに、とてもとても感謝している。eighterでよかった。安田担で本当によかった。私はそんな私を肯定しにツアーに行く。

 

7月5日付のレンジャーが更新されたので:追記

全くなんというか、亮ちゃんが頼もしくて嬉しかったし、大倉には一にも二にもありがとう。二人とも今一番欲しい言葉をくれた。かっこよく去ってほしい。健康な体と命が一番大事。ほんとにね、100万回それなって言いたいわ!!!!ありがとう!!!みんなありがとう!!!私関ジャニ∞が好きで好きだわ!!!

関ジャニ∞渋谷すばるの歌声に殺されたい人生だった

あなたの歌で人生が始まったのに、
あなたの歌で生かされたのに、
あなたの歌で息を吹き返したのに、
あなたの歌で殺してもらえないなんて、
こんなひどいことがありますか?


相変わらず厨二くさくて電波なポエムブログなので、ここでダメな方はやめておいてください。
でも今書いておかないと一生後悔すると思うから書く。
個人の勝手な妄言なので、ご意見はお控えくださると有難いです。


すばるくんが関ジャニ∞を脱退すると発表した4月15日から数日、Twitterやブログでいろんなeighterの心情や考察や憤慨や、恋慕を見た。友達はひどい失恋だと言い、ある人は私の好きだった関ジャニ∞は死んだと言った。

私はそれらを見て、どれもわかると思った。どれも当てはまるし、どれもみんなの全身全霊の表現だと思った。


私も最初、それこそ4月15日の11時にFCサイトでメンバーからのお知らせを読んだ瞬間、私が好きになったエイトは今死んだなと思った。それくらいの喪失と絶望を感じたから。
でもこの数日考えていた。
エイトを追いかけていたこの4年間のことを。

 

私が好きになったエイトは死んだ?
それは違うな、と思った。


私はeighterを人生だと思っていた。

 

思えば2013年冬。本格的にハマるより前に8EST通常盤を手に入れていたけどあまりしっくりこず、年が明けてから友達が貸してくれたPUZZLEを聴いて更に言えば「ギガマジメ我ファイト」と「ゴリゴリ」を聴いて、私はやっとこの世に産み落とされた。

渋谷すばるの、叩き込むぜ、に魂を叩き込まれた。


仕事やプライベートがしんどいとき、すばるくんの「へそ曲がり」の歌いだしに幾度も救われた。何度も何度も立ちはだかる困難はあったけど、これを聴けば大丈夫だった。聴きながら泣いて帰路についたことも一回や二回ではない。まさに、生かされてきた。


テイチクから独立して暫くはずっと、インレコの運営や興行に悶々として疲れていた。あれこれ文句を言って、それでもいつかこのよくわからない闇を抜けるだろうと思っていたけれど、さすがにしんどいなという本音が隠せなかった。私が好きになった、JUKE BOXまでのエイトはもういないのかなと諦めかけていた。

そんな中2回目のリサイタルのオーラスに有り難くも誘ってもらい、新潟までファンを降りる覚悟で飛んだ。すごく良い席で、双眼鏡も必要なかった。本気で今日が最後になってもという気分だった。
それをあっけなく、右手一本くらいの力で引き上げたのは、初っ端1曲目「罪と夏」のすばるくんの歌声だった。彼の第一声はまじないのようだった。関ジャニズム福岡で初めて彼の生歌を聴いた時より、もっともっと私には衝撃だった。これだ、私は結局ここに帰ってくるのだと思った。これはもう逃げられないと思った。降りられない、降りない、と確信した。ずっと彼らを見ていたい。生きようと思った。

 

2016年1月17日、大倉がいなかった元気が出るLIVEオーラス。大倉の穴を埋めようと奮起していたメンバーを見て、なんて素晴らしいグループかと思った。あの時最後の挨拶でファンを思って泣いてくれたすばるくん。悲しい思いをした人もいると思うけど、と真摯にファンへ向き合ってくれたことを、人生の誇りだと思った。



私はきっと、関ジャニ∞渋谷すばるに生死を握られていたのだ。

私を生かすも殺すも、すばるくんの歌声次第だった。命懸けだったと会見で何度も言っていたね、すごくわかる。伝わっていたよ。
だからこそ、人生を終えるときは関ジャニ∞渋谷すばるの命懸けの歌声で締めたかった。このまま40代、50代とゆるゆる続いて、ともに年齢を重ねて、いつか殺してくれるものだと思った。だってすばるくんがそう言ったから。いろんな雑誌で、各地のライブのMCで、歌で、ずっと一緒って言ったから。

だけど、彼はいなくなってしまった。

私を生かしてきたくせに。私はまだここで生きているのに。

終わりを示してさえくれなかった。

 


ねえすばるくん、あなたは知ってるのかな。

私にとってエイトのライブは、全然夢の国じゃなかったよ。

日常と陸続きで、泥臭くて、それでも一番、生きてると実感できる場所だった。

このために毎日を頑張って、私生きてる、明日からも生きると思える場所だった。

あなたが一番平和で、ずっと続けばいいっていった場所だよ。

私はジャムのメイキングであれを聞いて、本当に本当に嬉しかった。きっとまたこの人は、私を生かすために何度も歌声を聴かせてくれると思っていた。関ジャニ∞のフロントマン、メインボーカル、渋谷すばる。あなたのことだよ。あなたのeighter!という叫びが何よりの生命維持装置だったよ。

 

今はまだつらくて、何も聴けない。

こんな時に、何よりもへそ曲がりが聴きたい。4月15日の関ジャニ通信でかけてくれたひな、本当にありがとう。でもダメだった、途中で音を消してしまった。生かしてくれるすばるくんの声がつらくて、耐えられなかった。

 

夏ツアー、ちゃんと行くから。何を決断するにも自分で決めなくちゃいけないんでしょう。会見で見たあなたの目がそう言っていたのだもの。

関ジャニ∞の渋谷すばるが好きだったと1日呟き続けたログ

2014年に関ジャニ∞のファンになってまる4年。

私はもう少し長く、7人を追い続けていたいな、いくんだろうなと思っていた。メンバーの誰かが脱退する、退所するなんてのはいつも対岸の火事で、それは自軍には訪れないことだろうなとたかを括っていた。

 

泣きすぎて頭が痛いし、目は腫れてるし、すばるくんはこの夏のツアーには参加してくれないし、今後エイトは6人だし、明日は当然仕事だし、もう夜だし、寝なくちゃいけないし、元気を出したい時に聴いてた関ジャニ∞の曲は、どれもこれもすばるくんの歌い出しから始まるし、聴けないし、また涙が出るし、友達とのLINEが悲しいし辛いし、部外者は余計なことを言ってくるし、正直ほんとやめちゃやだ、ちょっと行ってくる、また帰ってくるって言って欲しかった、それが甘えでもなんでもいいから、帰る場所はここだって言って欲しかった、15周年になんでおらんねんとか言いながらいってらっしゃいおかえりって言いたかった、すばるくんのいない関ジャニ∞なんてって冗談でも考えたくなかった、

それでも私は全力で7人の関ジャニ∞が好きだったから、

好きになったから、好きなままでいる。

 

きっともう今年が済んだら追うことは出来なくなってしまうと思うけど、嫌いになったりしない。嫌いになんかなれない。こんなに夢中にさせておいて、未練のなさそうなかっこいい顔で私たちを置いていくすばるくんをひどい男だと本当に本当に思うけど、7人のエイトが好きだった気持ちだけは一生抱えて生きる。

 

自分用、4月15日のツイログ

 

 

 

アッコにおまかせで会見の映像が流れた

CD売れないなって話を書いてたらキリショーが先頭走ってくれてた話【日々徒然】

久しぶりにぼんやりと思ってたことを書く。

最近CD売れませんね。私はCD全盛期を学生真っただ中で通った世代なので、最近の売上枚数伸び悩みの話はほんとに、時代なんだろうなあとしみじみ思います。

 

信販売が増えたから?無料で聴けるアプリが増えたから?音源が個人でも簡単にデジタルデータに出来てコピペも出来て、持ち運べる世の中になったから?それに伴って、膨大な量の音楽データがインターネット上に無断でUP、DL出来る世の中になったから?

 

売上枚数が伸び悩んでいる要因は本当に色々ありますが、私はとりあえず、「お金を払って音楽を聴く」習慣が廃れたからじゃないかなと思います。配信販売ももちろんお金を払ってるんですけど、1曲250円ならギリ払うけどCDシングルに1000円は払いたくないってことだし、人によったらオケ版もカップリング曲もいらないんだろうな。かさばるディスクを増やすよりも、microSDやHDDに入っちゃうなら物も増えない。

 

あと何よりCDの値段が上がりましたよね。マキシになってから特に右肩上がりだと思いますが、「高いな」と思うことが私もたまにあります。初回限定でDVDがついてるからとか、オマケがついてるからとか、本質的に音楽の値段自体は上がってない筈なのに、パッケージの値段は上がってますよね。通常盤はだいたいそんなに変わらない。でもみんな売上枚数を増やしたいから初回AやらBやら、期間限定出荷やら、いろんな形態で同じ音楽を売る。

 

「人に聴かれない(オマケのDVDを開けたら本編は用済みの)ディスク」が生まれるのが嫌だから複数売りが嫌い、という友人がいます。

めっちゃわかる。これはめっちゃわかる。

私は複数売りも基本的には全部買うジャニオタだけど、彼女の言うことはすごくわかる。私が特にジャニーズのCDを複数売りでも躊躇なく発売日に買うのは「後から欲しいと思った時にもうないから」という思いが大半を占めるし、「せっかく初動で手に入れるなら応援しているグループの初週売上枚数に貢献したい」という気持ちの利害が私の中で一致するからなんですよね。

ただし、初回AだろうがBだろうが期間限定生産だろうが、レコード会社がとにかく在庫を怖がらずに刷ってくれたら、買う買わないの選択肢ももっと広がるのになとは思います。

 

関ジャニ∞に関して言えば、テイチク時代に比べてインレコはシングルどころかアルバムでさえも限定盤完売主義。発売前日(フラゲ日)に既に初回Bは入荷未定って某大手CDショップ店頭にでかでかと書かれてたジャムのことを思い出すと「あったら売れるのに!!!!今売らないでいつ売るんだよ!!!!!」って気持ちが蘇ってくるし、そもそも「予約だけで終了」「店頭入荷分なし」「完売」ってそんなに偉いの??レコード会社はこれがかっこいいと思ってるの??って喧嘩売りたくなる。私は全然かっこいいと思わない。「もうないのか」はかっこ悪いと思ってる。それがCDショップ各店に矛先が向くのも嫌。誰が悪いって最初に「ショップの予約数で初回出荷数決まるんで~」とか言って刷らないレコード会社が100%悪い。

これがインディーズとか、もっと初動の規模の小さいレーベルならわかる。でもジャニーズ、しかも事務所傘下とはいえ独立してレーベル持たせてもらって、シングル初動20万枚売る中堅グループがそんな器のちっさいこと言っててどうする、ここから今からが伸び時じゃないのか??

 

でも、先に言ったように私は特に複数買いが好きなわけではないです。あとどうしてもこの曲を売りたいから!って数セット買う時だってあるけど、それもこの4年で1回しかない…し、結局なんで売れなかったのか全く意味の分からない不発に終わったし。

CDが好きだから、必要とされない「ディスク数2の1枚目」の切なさはすごくわかる。初回AとBのCD収録内容が同じだったら、初回Bには触れさえしないことだってある。開封したらすぐDVDの入ってる方見ちゃうし。

でも、そうでもしないと売れないんだろうな。そうやってかわいそうな「飾りのCD」数万枚を世に送り出していかないと、「CDデイリー(ウイークリー)ランキング」には乗らないんでしょう。

それでも配信やDL販売に世界が向かおうとしている中、CDショップを応援したい気持ちももちろんあります。好きな音楽にお金を払いたい。グループに売れて欲しい。それがまた次回作や次のツアーのステップになるとわかっているから。複数買いでかわいそうなCDは部屋に増えていくけど、山に不法投棄されるよりはまだましかな。あれ酷い話ですよね。

 

……とか打ってたら、すごいタイミングでゴールデンボンバーの鬼龍院くんがすごく響くインタビューに答えてくれていたので貼ります。やっとタイトルに戻る。

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私は彼と同学年なので、通ってきた道は違うけど同じ世界で年を重ねてきたという思いもあるし、最近ご無沙汰だけど関ジャムで音楽を語ってくれる時とかは同世代~~~!!!!って嬉しくなることもとっても多いです。CDや音楽の変遷も「昭和と平成、跨いできました」を地で行く世代。すごく読み応えがあったし、きちんといろんなことを考えて受け止めて発信してらっしゃるなあと胸を打たれました。

 

次はアルバムが好きだ~っていうハッピーな記事書きたい。

書いてるけど終わらない。好きな物ってホントそう。