高橋優の「象」は孤独である件
名盤話とかハロプロの現場まとめとか娘。の秋ツアーとか大知最高だったとか色々書く事あるんですけど、とりあえず10月22日のANNで流れた高橋優くんのセルフカバー曲「象」を聴いての所感を書かずに何を書く、という心象なので書きます。ツイートまとめ!ほぼ自分用!
OAされたセルフカバーを聴いた一発目の気持ちは、「ノーアレンジだ」。
その次は「(テンポ)速いな」。
ニズムはほぼほぼRAGEと象しかリピートしていなかった上、エイトと優くんを繋いでくれた象に関しては思い入れもなんだか凄くて、ニズム→関ジャム→優くんゲスト、の流れの時は複雑極まりない状態で。当時のツイートがこれ。
ニズム発売直後14年11月
とりあえず関ジャニズムツアーで願うことは、世界を探すライオンと自分を探す象の共演です。
— ツキ (@ttssuukkii) 2014年11月6日
余ったジャンルがどうとかじゃなくて取り合いになっても食い合いになってもいいからもっと、なんていうかなあ、いい意味で置いてきぼりにして欲しかったなあ。俺らについて来い感が薄いなあ。収録シングルが個人的に重いのも原因かもしれないけど。そんな中で象は本当に良かった。
— ツキ (@ttssuukkii) 2014年11月8日
ニズム円盤が話題の15年4月
象は、何度聴いてもやっぱりエイト。セルフカバーして欲しいなあとも思うけどこれは、うん。ジャニズムにこれが入ってて本当によかった。入ってなかったらと思うと恐ろしくて考えたくない
— ツキ (@ttssuukkii) 2015年4月3日
わたしも高橋君の象ききたいよおおおおおおおおおおおおおおおおムギイイイイイイイイ
— ツキ (@ttssuukkii) 2015年4月4日
してほしいししてほしくない。高橋くんが象をセルフカバーしてくれたらすっごく嬉しいし素直に心からめっちゃ聴きたいけどエイトにって全力で書いて渡した曲を彼はよっぼどのことがない限りはカバーしないと思うしホイホイしてほしくない、そんな人じゃないと思うっていう脳内関ヶ原大絶賛開催中
— ツキ (@ttssuukkii) 2015年4月30日
優くんジャム出演の15年6月
バナナビのあれやなー!ほんまなー! RT @eitotubuyaki: (関ジャムに今後の野望は?)
— ツキ (@ttssuukkii) 2015年6月7日
安田:僕らはたくさんの方に楽曲提供していただいているので作っていただいた方と一緒にやりたいです。その中でも個人的にファンなので高橋優くんに来てほしい。「象」をやりたいですよね。
社会人は二時までは無理だ。なので明日の朝にとっときます関ジャム。
— ツキ (@ttssuukkii) 2015年6月21日
先日も呟きましたが、象は個人的にはユアノン会員としてはカバーをしてほしいしeighterとしては同じ分だけしてほしくない。優くんは象をカバーしない人だと思うけど、オファーがあればしてくれるかもしれない。
見たいし見たくないし聴きたいし聴きたくない。今回象ちゃうんかい!って思ったときも心の反対側でちょっとほっとした。福笑いはTLを見る限りハッピーエンドだったようでよかった。
— ツキ (@ttssuukkii) 2015年6月21日
優くんに歌ってほしい。でも優くんがエイトのために、10周年を迎えるエイトのことを思って、エイトの音源や映像を全てチェックして、温めていた「象の物語」*1を譲ってまでして書いてくれたこの曲は、もうきっと彼の中でエイトのものだろうから、優くん歌って!という気持ちはファンとして口に出していいのだろうか…
優くんに歌ってほしい。誰がどう聴いても、たとえエイトが歌っていても、これは高橋優が書いた曲だとわかる、紛れもない彼の曲。
でも、エイト以外に歌って欲しくない。私も安田ファンの端くれだから、彼が渡してくれた橋やその分の思い入れも重なって、象は関ジャニ∞の曲だと確信していた。メジャーで歩んできた10年と、次の10年を見据えた7人の曲です。
ただのファンの勝手な戯言なのだけど、それでも。
(確認ですが、ここまで前置きです)
そしてセルフカバーが決まった16年9月
https://t.co/w32iSb4On5
— ツキ (@ttssuukkii) 2016年9月4日
うえーーーん嬉しいっ嬉しいっ!!
eighterのみんなー!!
優くんが象セルフカバーしまーす!!
どんなアレンジでも更に直球になったとしても優くんの象想像しただけで涙出てくるから早くアルバムをくれ
— ツキ (@ttssuukkii) 2016年9月7日
大倉高橋ANNでのフルサイズOA後
泣いてる(優くんの象聴いた)
— ツキ (@ttssuukkii) 2016年10月22日
何だろうな、期待した通りの象だったなって感じかな。というかエイトは2年前、きっと優くんのオリジナルデモをかなり忠実に再現したんだろうなとも思うし、今回セルフカバーするにあたって奇を衒わずにシンプルに優くんの「オリジナル」を聴かせてくれたのがほんとに嬉しい。聴きたかったやつ。
— ツキ (@ttssuukkii) 2016年10月22日
エイトのは何だかんだで声色も7人分だしオケもバックにコーラスあるし、シンプルなロックと見せかけてやっぱり派手だったんだなーって。優くんカンパニーのバンドが聴かせる所も、エイトの方がわかりやすい。けどやっぱり圧倒的な一貫性とまとまり感が優くんの象にはあるし、媚びてないのが最高。
— ツキ (@ttssuukkii) 2016年10月22日
死ぬほどエイトの象聴いたから歌割りもわかるし、優くんの聴いたら耳の反対側で7人の声聴こえるのはそこそこ病気だなって思った。でも同じような人全国にいっぱいいてると思うの!あとほんとに心の底から、来し方行く末ツアーでこれやってくれるの楽しみ!サビのオイオイなくなってたな、言いたかった
— ツキ (@ttssuukkii) 2016年10月22日
@xxx そう、エイトの象は応援者がいるよね。あと何本も道というか世界が広がってる。優くんの象は前にも後ろにもひとり。だからエイトの象聴いた時は(ライブで)ライオンに繋いでほしい~!って思ったけど、優くんのはもうこれで完結というか……
@xxx (中略)エイトはスタート切ったとこで終わってて優くんのは一曲の中にスタートとゴールが見える!それ以上でもそれ以下でもない。エイトの時とは違う「凄い」がある
もちろんファン贔屓も入ってるけど、私象のやすばの落ちサビは全アーティストの中でも珠玉の落ちサビだと思ってて、あのやすくんから渋谷さんへ繋げての全員の大サビ最高だと思ってて当然それは全く変わらないんだけど、優くんの落ちサビから大サビの流れは……なんだろうこれ……ほんと涙出てくる。
— ツキ (@ttssuukkii) 2016年10月22日
@xxx ほんとド直球でしたよねー!そして余計なもの何も持たずに手ぶらで勝負してくれたというか、あー!これこれ!(´nωn`)ってめちゃめちゃ思いました。あんなにヘビリピした象で、ほぼそのままのノーアレンジなのにすごく新鮮で…本気で涙出ました
ド直球で無駄に飾り立てずに、「期待した通りの」「聴きたかったやつ」を聴かせてくれたんだと真剣に感じた。そして友人へのリプライにも含んだように、関ジャニ∞の象には仲間がいるけれど、高橋優の象は全くの独りであると思った。
メジャーデビューしてからの10年を足元に積み上げてこれからの10年を自分以外の誰かと見ている象は、天を見上げているように思える。対して孤独な象は、ただただ前へ、という印象である。踏みしめる足音さえ聞こえてくる。そしてあらゆるものが重い。
ツイートにもあるが、自分自身に言い聞かせているのだろう落ちサビから大サビの流れが、あまりに壮絶だと思った。
「産まれてくれてありがとう」
「独りきりじゃないよ」
最後に、奇しくも音源解禁日であった2016年10月22日、高橋優はテレビ朝日ドリームフェスティバル 2016・1日目に出演していた。当日の熱いレポートが上がっているので、これを紹介して終わりにしたいと思う。
この日、高橋 優は色々な表情を見せてくれた。今年リリースされたバラード「産まれた理由」で、身近な言葉で語りかけるように命や生といった壮大なテーマを描き出したと思えば、続く「光の破片」では駆け出すピアノに乗ってドラマティックな熱唱。いずれの曲にも言えることは、ステージ上の彼と自分の間にある物理的な距離を越えて、間にいる無数の人々も越えて、一人一人の聴き手の心にダイレクトに伝わる力をもっていることだ。
ときに眼光を光らせながら、ときに顔をクシャクシャにしながら、ときにはとびきりの笑顔を見せながら。ひたすら全力でその歌声と言葉を届けてくれた高橋 優の姿には、多くの観客が心を鷲掴まれたに違いない。
そして、1日目のヘッドライナーGLAYのターンで。
続いて、当時のバンド少年・高橋 優が登場し、「SOUL LOVE」で夢のコラボが実現した。「続けていれば夢は叶う、そんな瞬間を感じてください」とTERUが言う。高橋は、<生きて行く術を あなたはこんな俺に示してくれた>の一節をTAKUROに向かって歌い、<待ちこがれていた あなたをこうして>のフレーズではTERUと手を取り合うなど、大熱唱。感極まった表情でステージを後にするその背中を、TERUの「好青年だなぁ(笑)」の一言と会場中からのあたたかな拍手が送った。
「そう今でも 段々僕ら強くなってく」
「案外どんな夢も叶えられるよ」
*1:-るっち- on Twitter: "「象」の原型のお話 https://t.co/r77BBqoIo3"